イカロス、那須をゆく −その1− 「鹿です鹿がいます」

ぷち鉄子、とこは、3連休パスを最大限に利用して
イカロス東京支部(茨城)のナン画伯と那須塩原へ行ってきました。
ご存じのとおり、このパスは新幹線乗り降り自由、区間内なら函館まで行けちゃうんです。
そんでレンタカーがなんと一日2000円。
珍スポがメーンのイカ部としては、珍スポゆきのバスなんてあるはずもなく
シルバーのヴィッツで高原の奥地へと分け入るのであります。


さて、新潟から攻め入るわたくしと茨城から来る相方
仕方なく現地集合
大宮から「やまびこ207」に乗り込み、指定席のお隣はおしゃれなイケメン。
読んでいる文庫をのぞき見したら
「アンポンマン」だって。がーん刺激的。
わたしの「ハンパンマン」とともに戦ってほしいです。妄想大暴走。
鈍行で向かっているナンから「旅のおばちゃんとチンピラ兄ちゃんと田園風景、ファンタラマ〜♪」ちう報告


少し早く着いてレンタカーの手続きをしておったら
ナン登場、しかものっけから自動ドアにガシャーンと挟まれてた。ひぃ〜とかって。あほだわー。
得意のヘルメットかぶらなきゃね。

打ち合わせのために道の駅に寄る
すでにおかしいものが待ち受けている
ぜったいネズミの王国に怒られるよ。




初日は山道ぐるぐる
塩原温泉郷に宿をとった。
宿までの道のりは渓谷に沿っていて
そりゃもうヘアピンカーブばっかりで
ナンの面白発言を注意してきいている余裕がなかった。
今度は運転交代できるやつを連れていかなくちゃ。
季節のせいか、ここらの山は乾いている。
風つよし。
歩いて渡るもんでは日本で最長というつり橋を渡る。女二人で。
うそくさく、人の手が入った風景と、
うんこを縦にひねり上げたような彫刻と、青空。
あちこち工事でみちみちに発破注意の文字
わたしの専門ですがな
吊り橋三昧の予定だったけど
あまりの風にへこたれる
しかもレスキュー隊がいっぱい出ており不穏
怖いからぽかぽかを選び、足湯


ここらは、看板に色の指定があると見た
これは写真のせいじゃなく、ほんとに。
なんとセブンアンドアイのロゴがダークブラウンなんです

レジの前に片方だけつけまつげが落ちていた
その行方について妄想
温泉街だしいろんな部分についているところを。
ぜんぜん関係ないけど
拠出のはっきりした毛ってあるじゃん、陽でなく陰のほうの。
あのひとたちってとんでもないところにたまにいるよね。
会社の机の、パソコンの裏にいたときほんとびびった。飛ぶのかな?
あと、先輩は作品の額装の、アクリル板内部にたくさん入っていて
その後しばらく「はだか梱包」って呼ばれていた。(わたしともうひとりだけに)
は、大脱線


えーと、5時前だというのにここらはカフェがない。
茶が飲みたい。
やっと見つけてもやってない。えー。
三連休なのに?
観光客目当ての光線がビンビンのはちみつやなどをひやかす


ぎゃ


思いがけず珍スポ廃墟発見

毒キノコのようなサイケなドーム


入口のひさし部分にシルバーのちゃっちい龍があしらってある

「スナック夢芝居」うめざわとみおか?


キター!!とかベタに叫びながら走る
車ほん投げる
廃墟を訪れるときの鉄則、車はバックで入れて逃げ道確保、とか完璧忘却の彼方
騒ぐほどの奥地じゃないからいいのか。
鍵がかかっている。ちきしょ
けど、のぞいたら寒気がした。
まっしろい、鹿の剥製がありました。


奥には黒いカーテンが下りていて緞帳のよう
たぶん舞台だ、ここで夢芝居が繰り広げられるんだ
めくりてー、めくってみてー…
去年の湯河原といい、珍スポにははちみつの影あり、なのかしら。



大満足で宿へ
料理はうまいし檜風呂はやわらかいお湯で
結婚とかなんとか女子トークして、翌日はメーンの仮面館だ!
−続く−