ふつふつ

会社から歩いて1分の企業に取材依頼に行った。
うちの一番偉い人すら訪問したことがない会社だそう。
誰も切り崩したことないみたい。
こんなにちかいのに?
まずそこにびっくりする。
だめもとで顔つなぎに行くっていう発想はないのか。


さいさき不安ながらも扉を開く。
わけわかんないおばちゃんに門前払いにされそうになる。
「おたくの新聞は購読していませんので」ですって。


はったりをかます


前にそこの支社長と名刺交換をした。
山形県境のとある村までわざわざ出向いて取材したんだもの。
関川村の取材で、支社長にお世話になったので…」
そういうことなら話は別です、と
上に通していただく。
よし、1UP。


思うのは、この田舎の都市もどきの企業の支社は
本当に取材慣れしていない。
はなっから拒否反応でやりにくい。


ふつふつふつふつ



社に帰ったら
私の企画のゲラが組み上がっていた。
想像を超えたがっかりな出来で
もう凹んだを通り越して
どうしていいかわからない。
自由にやっていいよとデスクは言いますけどね、
それだけの力量がないデザイナーにどう要求しろというのかね?
読みやすいように見やすいようにって
作り手として基本だと思うけど
張り付いていれば安心、な意識の人々と
どう折り合いをつけるのか、難題だ。


経営者っていつもこんな気持ちなんだろうな
見極めて、その人の持っている力の、少し背伸びさせた落とし所を見える形で示さなくちゃいけない
腐らせちゃいけない
そんな技持ってねーずら
しかもこの会社で新人だっつうの。あたし。
相手が偉い年上だっていうのもまたきついわ
なんだかなー


愚痴でした。


暦の上で
冬と春をわかつ日に
高原に旅にゆきます。
それだけが救いでござる。