邪心阻まれむ

新潟ロシア村の廃墟を見に行こうと思って
旧笹神村へドライブ
笹神って名前のとおり笹がたくさん
川の水がおっそろしくきれい

そうとうぐるぐるまわってやっと入り口にたどり着いたけど
黒い鉄の塊に閉ざされていました。
たぶんがんばれば侵入可能
けどね、なんか怖いことに、先客がいた!!
な、なにしてんすか、あんた。
怖いから侵入やめた。
うぐぐ

悔しいから、ロシア調の建物の、玉ねぎ頭が拝めるスポットを探す
ものすごい小道に入っちゃって
イッツウって書いてもないし
なんじゃここー
ようやく、木々の間にかろうじて玉ねぎが10%ほど見えよった。


森に守られているんだ
森が、テーマパークを飲み込んだんだ。

西日さす頃
うす曇りの幹線道路から見やると
どくろのエンブレムのよう
来るなって言われた気分
邪心が阻まれた。
山や木々には畏れを抱きまする。


***


大いなる遺産はまあまあよかった。
ディケンズのミュージカル。
ピアノはあの宮川彬良さん
演出は栗田芳宏さん
やっぱダントツで栗田さんの芝居がうまかった。
子ども時代のピップ役の子も私好きです。
ミュージカルを観たのがあまりにも久しぶりで
あほな感想だけど
みんなで作るのってブルブルくるなーと改めて思った。
うたとか。
あと、見立てが面白かった。
言葉を発するという点に限っては、
観客とのコミュニケーションが直接的なミュージカルと
黙して語らない絵とかなんとかの作品が、見る人に発してる何か
パフォーマンスも身体が絡めば少し近づくし
どれも大枠では
同じ空間の演出なんだけど
ひとはみんな、絵的なものをより遠く感じるんだろうな
とか。
非日常として楽しむことよりも
「これ使えそう」って見かたになってました。


なんかのギラギラしたものを全身に浴びることができて
観てよかったです。


古典のIKEDA先生がいました。
スピリチャルな方もいました。
いろんなひとが一つ所におさまってじっと同じ方向を見る劇場って
それだけでも面白いね
観客を見るのが面白い


そのあと酔っ払いの介抱をして
仁義なき戦いの1を観ました。
チャララーって、コントで馴染んでしまっていけませんね
前の会社のお社長さんたちが
昔のヤクザやさんはケーサツみたいに秩序を守ってくれるいい人たちだったみたいなことを言ってたのを思い出す
あと最初の入りが「人間の証明」そっくりでした。
深作欣二監督のはそういやあんまし見たことないかも。
カメラワーク画面からはみ出しまくりで
そのうちだれがだれだかわかんなくなってちょっと面白かった。
そうゆうのはどうでもいいってことだもんね。


2番目のをみまーす


チャララー