素直ことはじめ、2011
あけましておめでとうございます。
今年は素直にまいります。
波風も立つなら立つでいいや。
毒吐きや、ブラックトークと素直はあきらかに別ですし。
さて、明日から始まるグループ展ですが
版画部門での出品を強要されたので、
手を「版」にして、紙と糊で鳩をかたちづくった作品を出しました。
影絵とかの、あれです。
技法はとくにないけど、
いわば紙によるフロッタージュの枠組みでしょうか。
タイトルは「平和、あるいは害」
平和のシンボルである鳩は害鳥指定をうけており、
駆除の対象です。
批判とかではなく、にんげんさまの不思議が引き続きテーマです。
実際に触れる見本も置いておきました。
終盤はぼこぼこになるかなぁ…
そんなに来ないか。
ところで、今回お誘いいただいたグループ展で、
既製概念に安住することの怖さを再認識しました。
あきらかに浮きまくっている拙作と、周りとの温度差が一番の見所です。
グループ展をショバ代&スペース分割展示ととらえて、
コンセプトも大義名分もないなら、
技法や展示方法は自由でいいと思うけど、
あえて「足枷」をたくさん設けて、
「できない理由」ばかりならべたてまつるなんちゃってこどもおじさん
曲がりなりにもアーティストを名乗るなら、もう少しおベンキョウしたほうがいいと思います。
奇しくも、上記のくっさいタイトルと、
問題意識の大きなズレがコラボレーション
すべてひっくるめておいしい作品となりました。
わずか七日間の展示ですが、よろしかったらご高覧ください。
鈴木 千歳